おおっ。なんということでしょう。いきなり次回公演のキャッチフレーズが出来上がってしまったじゃありませんか。
エッセイも続けてみるもんですね、思わぬところから思わぬ一文が浮かんできたりするもんです。
再演って言っても、書き直すのです。今回はどんな感じで描くのがいいのでしょうね。現在、絶賛、試行錯誤中です。
初演の「アイロニーの丘」をやった時は、 とにかく役者が面白い、ってことが大前提で、物語は二の次だった気がします。
当時の看板役者だった山田青史をはじめ、アイツがコレ言ったら面白いだろ、みたいな、コイツがアレやったら面白いだろ、みたいな。
昔の話です。今のウチは物語やテーマありきな気がしてます、きっと、ウチのスタイルも変わったのです、何度も変わり、そもそもスタイルなんて無かったのかもしれないと思えるくらいです。
お客さんに言われます。9-States っぽいね。と。
教えてください、今の9-States っぽいっ所って、どこですか?
『スライド』ですか?『スライド』出しておけばウチっぽいですか?
『アイロニーの丘』の脚本にはスライドなんてありません。となると、やばいです、ウチっぽくないかもです。
あはは。
迷路ですね。
結局、『どのような作品を作りたいか』が『ぼんやり』したまま作ったユニットなので、オイラも、ただただ、よく分からないまま頑張ってきたのかもしれません。
最初は『明日笑えるために今日を笑おうぜ』。みたいな世界を作りたかったのです。
はて?
なぜ、オイラは、そんな世界を作りたかったのでしょうね?