

そういえば、スポーツやってるんですよね。

そうです。
モルックっていうスポーツをやってます。

モルックってどういうスポーツなんですか?

モルックはフィンランド発祥で、木のターゲットを木の棒で倒して、ポイントを稼ぐスポーツです。

そのターゲットになる木はどのくらいの大きさなんですか?

ボウリングのピンの半分くらいですね。
競技自体は、外でやるボウリングみたいな感じです。

木は転がすんですか?

下からなら、投げても転がしてもOKです。
1から12まで数字が書いてあるスキットル(ターゲット)があって、1本だけ倒せばその数字が点数になります。
例えば、12と書いてあるスキットルを倒したら12点。
でも、2本倒れたら、その本数が点数になるんです。

つまり、「12」と「1」が倒れたら、2点になるってことですね。

そうです。
交互に投げ合って、50点ピッタリにした方が勝ちです。

なんか、カーリングとダーツを混ぜた感じですね。

そうです!
そんなイメージです。

倒したスキットルって、そのままですか?

そこが面白いところで、倒れたスキットルは、転がった場所に立て直すんです。
だから、どんどんターゲットが遠くなっていくんですよ。
相手があと7点で勝つ時、わざと7を遠ざけたり、邪魔したりすることもできるんです。
やるとハマりますよ(笑)。

これは絶対に外でやるスポーツですか?

はい。階級や性別がなくて、子どもからお年寄りまで対戦できるのが魅力です。
小学生に負けることもありますよ(笑)。

……負けそうですね。
だってあいつら年がら年中モルックやってるんでしょ?
こっちは働いてるんですから。

(笑)。
実は僕のモルック仲間に小学校6年生がいるんですけど、1年前に日本で行われたジャパンオープンで、その子のチームが優勝したんですよ。

そいつ……モルックばっかりやってるんでしょ? どうせ(笑)。

(笑)

でも、そういう輪があるんですね。

ありますよ。コロナでステージの仕事がなくなった時、何か始めようと思ってたら、テレビでモルックを見かけて。
それで始めたら、大会で成績が良くて、オンラインの世界大会でベスト8に入りました。

すごいですね!

アジア大会でもベスト8になって、意外と上手くなっちゃいました(笑)。
今ではモルックが芸能活動にも繋がってるんですけど、競技者としても楽しんでます。

芸能界の人もハマってるんですよね。

はい。
さらば青春の光の森田さんが最初に流行らせて、今ではモルックのアンバサダー的な存在です。
大会にも時々来てますよ。

9-Statesでも始めようかなぁ。

ちなみに、モルックやってる人ってカップルになりやすいんですよ。

へぇ〜。

家族でやってる人たちはすごく仲が良いし、モルックやってる男女って結婚しちゃったりするんです。
階級がないから、自然と仲良くなるんですよね。

ぜひやりましょう。

(笑)

どんな人がモルックに向いてるんですか?

誰でも大丈夫ですよ。
ポーカーフェイスの人もいるし、たまにお爺さんでめちゃくちゃ強いモルッカー(モルックプレイヤー)もいます。

モルッカーって言うんですね(笑)。
他にモルックの専門用語ってあります?

ありますよ。
僕が運営しているYouTubeチャンネルは『ガシャチャンネル』って言うんですけど、最初に12本の束になったスキットルをブレイクすることを『ガシャ』って言うんですよ。
それにちなんで名付けました。

そのままの意味なんですね(笑)。

そうです!
とにかく一度やってみてください!

分かりました。
行きます!