▼あらすじ
「人生100年時代」の到来とともに、政府が掲げた「人生リスタート支援政策」。
大人の学び直しを推進するこの制度により、全国の定時制高校には40代以上の生徒たちが続々と入学してきた。
成功も挫折も経験した元社長、夜の世界で生き抜いたホスト、家庭を支え続けた主婦。
これからの長い人生のため、彼らは新たな学びの場へと足を踏み入れた。
しかし、政権交代により「人生リスタート支援政策」は廃止され、新政権は『こどもチャレンジ100』を掲げた。
「未来は子供の手の中」そう唱えられた政策転換により、定時制高校は次々と閉校。彼らの通う学校も、廃校が決まり最初で最後の生徒となった
皮肉で溢れている現実に翻弄されながらも、ぶつかり、笑い、時に涙しながら、それぞれの人生の答えを探す日々。
そして、定時制高校の最後の日を迎えるまでに、すべての生徒に“平等な不平等”は訪れる。
これは、学びの本質を問いかける、オジサンたちの奇妙な学園物語。
アイロニーの意味?辞書で調べな。
それが、僕らの合言葉。