今の時代は、写真は携帯電話で撮ると思うのですが、データを確認しても、オイラの写真ってほとんどないのです。

考えてみたら、自撮りなんてしないですからね、つまり、オイラの携帯にオイラが写り込むことなんてありえないのです。オイラの携帯にはメンバーや出演してくれた役者の写真で溢れています、だとすれば、オイラの写真はその人たちの携帯の中にあったりするのかもしれません。

しかし、言い出せません。『オイラの写真があるなら送ってほしいんですけど』なんてね。

別に自分自身の写真なんて必要になることなんてほとんどないわけだから困ったことなんてないんだけど、そう考えると写真ってそんなに必要なのかな?なんて思ってしまうわけですが、しかし、皆、撮りたがるよね、写真って。

きっと、浮かれているのです、稽古場なんかでも、皆、よく撮っています。

そう。浮かれているのです。

昔はね、稽古場で写真を撮るのを禁止にしていた時期もあります。浮かれてんじゃないよ。遊びでやってるんじゃないんだから。ピクニック気分で稽古場に来るんじゃないよ。友達じゃないから。ってな感じで。。。

古いです、今考えたらダサいです。だって、真面目にやってる感を出したいだけなんだもん、本気でやってる感を出したいだけなんだもん。

もちろん空気作りは大事です。しかし空気を作ることに一生懸命になり過ぎると、出来上がった空気を守ることに縛られて、遊び心は何処かに消え去り、何も浮かばなくなることがあります。

『真面目に取り組む』を履き違えると、とんでもない方向に進んでいきます。

そもそも、『遊び心がない作品』なんてつまらないじゃないですか。

もちろん「ただの」悪ふざけなんてモンは目も当てられません。こんなオイラでも冷ややかな目を送ってしまい。。。

『っで?』

っとか、普通に言っちゃったりします。

でも、「人生かけた」悪ふざけなんて見せられると無駄にワクワクしたりします。

まあ。面白いかどうかは置いといたとしてね。

写真だってそうです、浮かれているくらいが丁度いいのです。

たくさん撮って、たくさん浮かれていていいのです。

そう思っていたのですが。

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