たくさんの写真を撮る役者さんに『写真、好きね』って尋ねたら、笑顔で『仕事ですから』と返答されたのです。

さらに。『やめた方がいいですか?もちろん現場に合わせるし世界観や空気って大事ですから』って言われたのです。

ピクニック気分だと『穿った色眼鏡』をつけていたオイラには衝撃でした。

そうなのです、表現者の現場は目まぐるしく変わるのです、だからこそ、その人は、現場ごとでお客さんに楽しんでもらえる『最善』を探し、ずっと準備をし続けているのです。

なんということでしょう『ミカタを変えれば世界はひっくり返る』なんてことを長年にかけて謳ってきたオイラ自身が『固定概念モンスター』になっていたとは。。。恥ずかしいっ。

たまにいるんです。自分のスタイルを自由に変えるクセに、どっかで折れないぶっとい芯を持ってる『昭和のスター』みたいな奴。そんな奴は笑顔でオイラの固定概念眼鏡を粉々に粉砕します。言っておきますが、粉々に粉砕って、もう跡形もないからね。

いやいや、共感せざるを得ないバケモンスターっているんですね。オイラの浅はかさを一旦忘れてリスペクトです。

だって、全然、浮かれてないんだもん。一番キャッキャしてるように見えるのに一個も浮かれてないんだもん。ちょっとは浮かれなさいよ。逆に心配になっちゃうよ。

その人が本当に浮かれるのはどんな時なんでしょうね?浮かれてるような行動はよく見るのですが、表現者ってのは基本が演じてますからね、全然信用してないオイラです。全部が嘘に見えてきます。

でも、これくらいの距離感が丁度いいとも思ってしまうのです。『友達じゃない』そう言われてる気もしますしね。

一定の距離感って本当に大事ですよね、コレを壊してくる奴は嫌いです。いや、大嫌いです。

そう思っていたのですが。

では、ソロソロ、本題に行きましょう、今回は距離感のお話です。

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