『太陽のお歌詩箱』第7弾

今回の楽曲は『ヒューマンエラーコード』

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『ヒューマンエラーコード』
砂が舞う 風は何も語らない
君はそこにいた でも、それは僕だった

あの頃の君は もう何も覚えていない
僕という名の 一人称になった

時計の針は進むけれど
昨日の影はまだ揺れている

ヒューマンエラーの積み重ね
記憶は歪み、意味をなくす

君が見た景色は
誰との共感を求めていたの?

この世界のルールを作ったのは誰?
僕と君の境界線は、どこにある?

僕らは 生きて 生き続けて 薄れていく
足掻き 足掻き続けて 散っていく

裁きの言葉が降り注ぎ 砂漠の果てにて振り返る
アンタの『当たり前』は 誰の『当たり前』なんだい?

……アレ? 僕は 誰だったっけ?

裁きの声は 遠くに響く
その言葉は 誰の命令?

エラーを探して 修復を重ねただけの僕は
それでも「僕だ」と言えるのかい?

名前だけが受け継がれ
この感情は 上の空

僕がいる世界は
誰との共有を求めているの?

プログラムに従って動いている
僕と君の境界線は、どこにある?

僕らは 生きて 生き続けて 薄れていく
足掻き 足掻き続けて 散っていく

裁きの言葉が降り注ぎ 砂漠の果てにて振り返る
アンタの『当たり前』は 誰の『当たり前』なんだい?

……アレ? 私は 誰だったっけ?

神様が居なくなった世界で
私は ただただ 問いかける
誰のために創られた? 誰のために残された?

答えは ずっと 見つからない
記憶の砂が 舞い散って テセウスの船が
数字の砂漠を進んでいく

私は 僕に問いかける 僕は 私で いいですか?

エラー検知……
Cogito, ergo sum システム障害 再起動準備
……終わり?

エラーコード
Keep on living, the reflection fades
再起動完了

ようこそ、新しい僕

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エラーを重ね、再起動を繰り返す僕。

名前だけが残り、感情は上の空。

それでも“僕は、私でいいですか?”

今月の太陽のお歌詩箱は、記憶を旅しています。

では、歌詞を書いた中村太陽からのコメントです。

『ロボットと結婚したいです』

失恋続きで壊れてしまったみたいですね。

さて、次回はどんな“エラー”が届くんでしょう?

お楽しみにっ。

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