極端な話をしてみましょう。
例えば『戦争は本当に楽しい』。
そんなテーマを謡って作品作りをしたとします。
これは、観劇したお客さんが「そんな訳がない」と反論し、改めて戦争が何たるかを問うためのキッカケを作る物語です。
うん。 なんとなく言いたいことは分かります。やりたいことも分かります。
ただ、観客の中には本当に戦争は楽しいモノだと思い込んでしまう人も現れるのではないでしょうか?
だとすると、修正しなければいけません。
戦争は楽しいだなんて思う観客が生まれてはいけません。
そうやって、ドンドン修正していくと……
『そもそも戦争は楽しいだなんて表現が間違っている』となるわけです。
つまり『やらない』となるわけです。
ねっ、極端な話でしょ。
だけどね、おそらく、そういう事なのです。
下手に賢くなると、なんだかんだで『ソレ』を避けるようになっていくのです。
だって、批判なんて受けたくないですからね。
若いうちは、全然、まったく、これっぽっちも気にもしなかったのにね。
年取るとダメですね。ボディーブローのように効いてくるんですよ。
いや、違うか。
昔は『どんなことも』やりたいことやって、チャレンジした結果、批判の嵐がやってくる、みたいな感じだったので、最初の段階では『まずはやってみる』ができたのです。
が……。
下手に知識がつくと、最初の段階で『批判覚悟でやってみる』に変わってるんですよ。
だって知ってるから ……『経験上』批判されるって。
するとですね。
その選択って知らないうちに避けるようになっていくんですよ。
つまり『やらない』となるわけです。
茨の道なんてゴメンです。
怪我しない為に大人になるのです。
しかもね……。
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