色んな人と話したと思うんですけど、印象に残っているのは誰ですか?
別に良い意味でも悪い意味でもいいんですけど。
マサさんかな?
太陽さんにカットされたシーンで、私の頭をマサさんが「ポン」するシーンがあったんですけど、そこで躓いてて。
私ができることはないだろうかって、二人で打ち合わせしたのが印象に残りました。
ストイックっていうか、形だけやるとかできない方なのかなって、思いました。
浅賀さんに唯一弱点があるとすれば、それは……女優との会話ですね。
(笑)。
9-Statesって優しい陰キャの集まりですよね。
だから落ち着くんです。
あの人たち。
良いことじゃないですか。
泣きたくなりますよ。
なんでこうなったんだろう……って。
(笑)
因みに「点と線のオブリビオン」で、この人とガッツリ絡みたいって人いました?
青史さんかな?
意外! どういう風に絡んでみたい?
二人でワチャワチャしてみたい(笑)。
30秒持つかな?
全然想像できない。
けどそう、2月7月でガッチリ9-Statesの舞台をやったから、今回のカオスさんの舞台は、すっごいラフさを意識したんですよ。
スゴい楽しくて。
フラットにいるってことが。
でもそれって、課題だったじゃないですか?
まだ模索してるけど意識してて。
そういうフラットさ、青史さんスゴいじゃないですか。
けど、真似しちゃダメよ
真似はできないけど、私もフラットにしたらどうなるんだろうなって。
だから絡んでみたくて。
おお!
楽しそう!
前に出演していた「彷徨いピエログリフ」なんかは、フラットなお芝居だったんですけど、意外に作り込まれてて。
その時はオーディションで来てくれたんですけど、そんなの関係なく、ここ最近でベスト3に入るぐらい上手い俳優だと思います。
本当に上手。
好きな役者さんですね。
また舞台を是非とも一緒にやりたいなと思っています。
こんなところでラブレター(笑)。
それに僕をリスペクトしてくれるので、すごくいい役者さんですね。
(笑)
アンナちゃんですかね。
今、パッと浮かびました。
忖度じゃないですよ(笑)。
誰だと思ってました?
それは、そうでしょう。主役ですからね。
強い方だと思ったんだけど、強さ全開では全然なかったです。
凄い上手だなって。
稽古の段階から感情でお芝居をしっかり作り込んだ上で、システマチックに動きをつけるので、何回リテイクしても同じことができる。
それに、感情ラインに変更があっても、直ぐに対応してくれる女優さん。
凄いと思ってる。
「ぼくらのえほん」の時は、「もっと感受性豊かな主人公にしたい」ってことで、色々提案してもらえたのが嬉しかったですね。
それでやった時に、いつものお嬢よりは、ちょっとブレがあるんですけど、それがまた良かったですね。人間ぽくて。
私も揺らぎ好きです。
クオリティが下がるという話じゃないんですよ、これって。
「毎回同じ芝居をやるのがプロでしょ」とか、「お客さんは毎日違う人が来るんだから、同じものを提供する」という話って、よくあるんですけど、だったら映画でいいじゃないって思っちゃうんで。
僕は舞台の良さはそこではないと思ってる。
最低限のクオリティは保証したうえで、今日はこうだったねと言う方が、お客さんも何回見ても楽しめる。
それこそライブ作品は、その日のお客さんと一緒に作っていくものなので、お芝居をやってる気にはなりますね。
これが私の“強み”というのを見つけたい。
(笑)
まぁ、当てられる役とかで、傾向はありますよね。
でもなんか、どっかのタイミングで、意外な役をやってみるのも面白いかなと思いますよ。
僕は書き手だし、1番お客さんに近い演出家でもあるので、色んな歌ちゃんが見れることを楽しみにしています。
(笑)