豊島さんは座・キューピーマジックに所属していると思うんですけど、どういった役回りですか？
僕が最初に出演した頃は、座・キューピーマジックはプロデュース企画だったんです。
それを劇団にする際に、主宰の田窪一世さんから「劇団員になりませんか？」と誘われたんですが、その時に「看板に置きたい女優さん二人を中心に物語をつくっていきたい」と言われたので、役回りとしては、その周りを固めていく役かと思います。
つまり、キャッチャーということですね。
そうですね。ピッチャーではないです（笑）。
9-Statesでいうところの浅賀誠大ですね。
9-Statesは、主演・瀬畠淳、それ以外だと客演さんにやってもらうことが多いんですが、基本、キャッチャーは浅賀誠大なので。
そう考えると、僕、浅賀さんになれているか不安ですね。
きっと田窪さんは、豊島さんにすごく信頼を寄せているんだろうと思います。
2番手って言い方が良いのか分かりませんが。
けど、意味としてはそういうつもりで受け止めました。
僕の場合、物語を演る上で、“回し”というか、そのキャッチャーみたいなものが1番大事だと思っていて、主演で回る作品も勿論あるんですけど、主演だけに頼ると公演を溢すことがあります。
9-Statesは、メインのキャラクターに物語を担わせつつ、周りの人が世界観を作っていく劇団なのですが、座・キューピーマジックさんの舞台も何回か拝見してもらいましたけど、主演を巻き込むエピソードが多いと感じました。
そういう意味では、絶対的に信頼している人がいた方が、作演からするとつくり易いと思うし、だから豊島さんは劇団員に誘われたのだと思いますよ。
そうですね。
その気になってはいます。
豊島さんも田窪さんのこと大好きじゃないですか。
酔っ払った時に『田窪さんの演出は素晴らしいんだよぉ。あの演出論は、本当みんな勉強した方が良い』って。
すいません。
それは酔っ払ってますね（笑）。
相思相愛になっているのは、すごくいいことだなって思います。
僕もそんな田窪さんが看板にしたいという女優さん2人に会ってみたいです。
会ったことありますよ。
ええ！？
座・キューピーマジックさんは、本当に良い女優さんが多いですよね。
割合的にも若い女優さんがたくさん出演されている印象を受けました。
前へ向かって芝居しているというか、未来を感じます。
ここからドンドン伸びていくだろうなって。
さっき言いましたけど、周りがサポートして話をまとめているイメージがあるので、若い子は育つだろうなと。
そういうところは、僕も勉強させてもらいます。
（笑）
