中村太陽

中村太陽

simon.くんから紹介いただいたんですけど、どんなご関係なんですか?

古賀美咲

古賀美咲

私は、モンモンって呼んでるんですけど、大学の同級生で、コース学科みたいな楽器が違うんですけど、教職課程みたいな授業があって、それで一緒だったんです。

中村太陽

中村太陽

美咲ちゃんは先生になれるんですね。

古賀美咲

古賀美咲

免許は持ってますが……。

中村太陽

中村太陽

すごいですね、顔が。『私は先生になりません』みたいな顔してますけど。

古賀美咲

古賀美咲

あ、よく分かってる(笑)。

中村太陽

中村太陽

今、一瞬、そんな仕草をしたので。

古賀美咲

古賀美咲

教育実習には行ったんですよ。そこで先生からひどいいじめに遭って。生徒は味方してくれたんですけど、それがまた火をつけてしまって。めっちゃ悪口を言われて、講評も判定もすごく悪かったんです。でも、他の先生は「すごくいい授業だったよ」「先生になりなよ〜」みたいに言ってくれて。最後の最後で、「あぁ……いじめだったんだぁ……」って気づきました。

中村太陽

中村太陽

その学校はどこですか? 僕がちょっと行って文句言ってきますよ。

古賀美咲

古賀美咲

(笑)! けど、もともとやるつもりはなかったんで、さらにもう絶対やらないって決まりました。

中村太陽

中村太陽

けど、やっぱ僕が行って一言、言いますよ。「未来の宝が潰れましたけど、どうしてくれるんだ!」って。

古賀美咲

古賀美咲

(笑)

中村太陽

中村太陽

僕の知り合いが教頭をやっているんですけど、先生には夢があるなと思うので、嫌いにならないでほしいですね。教師という職業。

古賀美咲

古賀美咲

そうですね。自分がやるのには、もういいかなっていう気持ちにはなってます。

中村太陽

中村太陽

キラキラしてましたよ、simon.くんは。

おばさん化した中村太陽氏

古賀美咲

古賀美咲

彼は、男の子に好かれがちですから。

中村太陽

中村太陽

確かにね、モテそうだもん。男も含め女子も含め、いろんな方面。一番モテるのは、おそらくマダムだと思います。

古賀美咲

古賀美咲

私は最初、この人、どっちなんだろう……? って思いながら話してて(笑)。

中村太陽

中村太陽

それは、この間もsimon.くんも言ってた。勘違いされる時があると。

古賀美咲

古賀美咲

すごく喋りやすくて、あたしもどっちかって言ったら、女の子っぽい方ではないから、それもあって話しやすかったんですよ。それで仲良くなってって感じでしたね。

中村太陽

中村太陽

なるほど。僕も「どっちかな?」って一瞬考えることはありますけど、でもそれって完全にブーメランなんですよね。僕もすごく言われるので。ただ、僕は、“おばちゃん”なんですよね。

古賀美咲

古賀美咲

(笑)。

中村太陽

中村太陽

めちゃ笑ってる!

古賀美咲

古賀美咲

(笑)。

中村太陽

中村太陽

せめて、おばちゃんじゃなくて、おっちゃん欲しいなって思うんですけど、仕草とかが、ブサイクのおばちゃんみたいな。

古賀美咲

古賀美咲

うんうんうん(笑)。

中村太陽

中村太陽

僕が演出している時、役者さんが真面目に演じている場面で僕の見て笑って言うんですよ、「家でテレビを見てるおばちゃんみたい!」って。

古賀美咲

古賀美咲

おもしろい(笑)。

中村太陽

中村太陽

そんな、おばちゃん寄りの演出家なんで、みんなからは意外と話しやすいみたいなことを言われます。ただ、おじちゃんなんですけどね。

古賀美咲

古賀美咲

(笑)

中村太陽

中村太陽

それで、simon.くんですが、学校での知り合いで、そこで一緒にやったりとかは?

古賀美咲

古賀美咲

卒業まではまったく何もなくて、卒業式の日に自分のコースのエレクトーンの首領みたいな先生が、他の先生たちと一緒に『威風堂々』を演奏してくださるんですよ。エレクトーンやロック&ポップス系の演奏にはソロパートがあって、そこでエレクトーンがどんな音を出せるのか、どういう演奏ができるのか、どう活用できるのかが彼の中で分かったって言ってて、そこから「一緒に演奏してみたい」と卒業式の日に声をかけられたんです。私も「いいじゃん、やろうよ」って軽く返事をしたら、本当に実行してくれて。卒業して1年目の11月に初共演したんですが、その時の感覚がすごくよくて、お互い感性が似ているし、演奏も楽しかったので、「じゃあ、グループを組んでやってみようか」という流れになり、そこからやってますって感じです。今ちょっと休憩中なんですけど。

中村太陽

中村太陽

一番いい思い出みたいなのはありますか?

古賀美咲

古賀美咲

私が一番印象に残ってるのは……私、ちょっと聴いたことのある曲とかだったら、サラッと弾けるんですけど、モンモンのお母さんとお父さんの結婚記念日が、ちょうどライブの日で、その時にお父さんとお母さんが来てて、モンモンがせっかくだし歌っちゃうかなみたいな感じで歌ってて。最初はアカペラで始まったから、伴奏合わせてたんですよ。そしたら泣きながら歌い始めちゃって。それがすごい印象に残ってます。あんまり泣くところとか見たことなかったし、私もモンモンのお父さんお母さんによくしてもらってるんですよ。何か来るたび来るたび、モンモンからじゃなくて、「これ母ちゃんから!」って、お土産が来るんですよ。だから、あたしも、「母ちゃんありがとう」って言ったり、、お父さんがお酒が好きだから、「これ父ちゃんに」って、宮崎のお酒を渡したり。未だに「母ちゃん」って言ってるのも、ちょっと可愛くないですか?

中村太陽

中村太陽

あ、美咲ちゃんは、なんて呼んでます?

古賀美咲

古賀美咲

時と場合によってなんですけど、基本はお母さんはマムって呼んでて。

中村太陽

中村太陽

WOW

古賀美咲

古賀美咲

最近、直接お父さんと話すときは「お父さん」と言うんですけど、「オトン」という呼び方にハマっています。

中村太陽

中村太陽

宮崎では、オトンって呼び方する人多いですか?

古賀美咲

古賀美咲

いや、そんなことない。みんな全然、お父さん、お母さん、ママ、パパが多いです。

中村太陽

中村太陽

僕、母をオカンと呼ぶんですけど、父は親父と言っちゃいます。僕、お父さんが二人居るんですよ。

古賀美咲

古賀美咲

贅沢ですね。

中村太陽

中村太陽

そうなんですよ。当時片親だったので、子供の頃に両親が離婚していて、実の父を「お父さん」、新しく来た父を「親父」と呼ぶ感じですね。高校の時、お正月にサッカーをしていて、その流れで実家に寄ったんです。そしたら父親がいて、「久々!」って声をかけたら、「おう」と一言だけ返されて、そのまま帰りました。

古賀美咲

古賀美咲

それは気まずいかもしれませんね。

中村太陽

中村太陽

正月早々、知らないおばちゃんちゃんがいて、びっくりしましたね。しかも、「帰るんかい!」っていうのが更に衝撃で。それ以来、会ってないですね。

古賀美咲

古賀美咲

それじゃあ、高校以来なんですね。

中村太陽

中村太陽

もう20年、30年近く会っていないです。生きているのかな?

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