理由は他にもあるのです。

もちろん生活がありますしね。

皆さん、意外と思われるかもしれませんが、オイラってこう見えて結構な社畜なんですよ。

ガンガン働いて、そのお金を芝居に使って作品を作るみたいな。

まあ、自主映画監督とかと一緒ですよね。 別途で稼いだお金を作品につぎ込むみたいな。

なもんで、オイラの9-States貯金が溜まるくらいの時期を見計らって、公演予定を立てているのです。

基本は赤字ですからね。規模が大きくなると、膨れ上がる費用を補填しないといけません。

もちろんオイラ一人じゃないですよ。

『漢と書いて男と呼ぶ』

そんな不器用な人も味方でいてくれましたしね。

それでも、やっぱり公演を打つ回数は減ってきてしまうのです。

まあ、コレもコレで結構な建前が含まれていますが。

もしかすると、人間の大半は水ではなく建前で出来ているのかもしれませんね。

あはは。

20年近く、多くの人に芝居に触れてもらうことを最優先にやってきたつもりでした。

しかし、結局は、つもりだったのです。

『赤字覚悟で行う公演は間違いだ』 と、多くの人に説教を受けてきましたが、 行けるところまではいってみようと続けてきた結果、 来るとこまで来たのかもしれませんね。

つまり、これからは作品を届け続けるために、少しだけ現実と向き合う必要が出てきたということです。

まあ、色々と考えた結果。

もう、赤字前提での公演はやめることにしました。

簡単に言うと、単純にチケット代が上がるよって話です。

チラシとかには書かないですからね。

『チケット代が上がりました』なんて。

なもんで、エッセイには書いておこうと思っただけです。

すぐ揺れてしまい、優柔不断なので、決めたことは忘れないようにもう一度。

『赤字前提での公演はやめるのであった』

ふ~~~。

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