『アルカの板』
作・演出/中村太陽
日時:2025年4月下旬
場所:下北沢駅前劇場
弾き出されない為に僕等はキミ等をハジきだす。
行きつく先は所詮エゴ。
アンタの悪意やアナタの正義に私はビクともしない。
上記で行われる公演の出演者を募集いたします。
【オーディション概要】
■募集人数:若干名
■参加費:2000円
■参加条件
2025年2月から始まる週2、3回の「18:30~21:30」稽古、並びに公演2週前から行われる週5日間程度の「14:00~21:30」の稽古に参加可能な方。年齢18歳以上、芝居経験は不問。
■応募〆切:2024年12月5日(木)23:00まで(※メールのみ受付)
■チケットノルマなし(チケットバックあり)
■1次審査:書類審査⇒12月9日(月)までに、合格者のみに連絡
■2次審査:質疑応答、台本読み合わせ
■開催日時:▼2024年12月16日(月)18時30分~
■開催場所:都内板橋区某所(※1次審査通過者にのみお知らせ致します。)
【応募方法】
参加希望者は「sun-nine@hotmail.co.jp」宛に件名を「ナインステイツオーディション参加希望」と記入し、以下の項目を入力ください。
①お名前(フリガナ)
②性別
③年齢
④出身地
⑤あれば所属
※事務所等に所属している方は事前に事務所の許可をお願いします
⑥電話番号
⑦メールアドレス
⑧芝居歴
⑨写真(写メで自分撮りのものでも可)
※画像は添付して送信ください
※ 「sun-nine@hotmail.co.jp」からのメールを受信できるよう、拒否設定のある方は解除をお願い申し上げます。
■モノローグ
誰もが架空の『箱舟』に辿り着く為に必死に生きている。
小さな楽園に続く行列の中で、前の人は「押すな」と私を睨みつけ、後ろの人は「早く進めっ」と罵声を浴びせる。
ようやく辿り着けたとしても、そこに待っているのは多数決が支配する世界。
皆が皆、選択を間違えると箱から弾かれるから、いつでも少数派にならない様に誰かのご機嫌を伺う。
子供の頃に遊んだ「花一匁」は、大人になったら、もっと酷い形をして私の目の前に現れた。
誰もが自分を守る為、大事なモノを守る為、一杯一杯になりながら、一つの板にしがみついている。
そんな光景は、私には、まるで『カルネアデスの板』のように見えるんだ。
アナタはアナタの愛の為にキミを見捨て、キミはキミの為にアナタの希望を殺すんだ。
「愛錠と言う名の鎖」に繋がれた人々は、生まれた時からすでに追い詰められた姿をしているのかもしれない。
簡単な話だ。
私は、ただ、お父さんから受け継いだコノ漁船を死んでも守りたいと思った。
アンタの正しさが私から船を奪うのならば、私は私の正しさでアンタを否定してやる。
「性善説を謳う君」と「性悪説を突きつける私」
正義と言う名の武器は、振り翳された相手には、悪という名の凶器に変わる。
きっと、この世に善意も悪意も存在しない、ただ、ただ、自分を守る為の方法論。
だからこそ、私は私を否定することにした。
コレは、ある漁港を舞台に自己中心的な世界で生きる私達が贈る希望論についての物語。
気分はいつでも宜候。
▼こりっち掲示板掲載
https://stage.corich.jp/bbs/241136