
何か一つのことに集中しすぎると、思わぬ落とし穴が待っています。なぜなら、他のことを忘れてしまうからです。メモを取ることで安心できるはずなのに、そのメモの存在すら忘れてしまい、後から驚愕の事実に直面することもあったりします。
どうも。『アルカの板』の台本を書きながら「チラシを作らなきゃな~」と思い、先にポストカードを作った結果、本が完本するまでチラシのことをすっかり忘れていた中村太陽です。
ビックリするよね~。まるで旗揚げしたばかりの劇団みたいなミス。でも、公演後に部屋の掃除をしていたら、こんなメモが出てきたんです。
どどん。
【今回の公演はQRコードをメインにしたポストカードで宣伝を行ってどんな反応になるか見てみる】
なるほど、なるほど。意図的にそうしたんだった。。。ようだ。。。
しかし、メモの存在を完全に忘れていた時点で、それは本当に『意図的』だったと言えるのでしょうか?疑問です。
最初は意識的に決めたつもりだった。でも、いつものチラシを作っていないことに気づいた瞬間。あっ。。。となり、焦って『し水しんたろう』先生に「本番まで一ヵ月切ってますが、今からチラシを作りませんか?」と相談。結果は当然の「遅いよっ」の一言でした。
最近、思うんです。もしかして、軽い健忘症なのでは。と。
冗談だと思う人もいるかと思いますが、台本を書いているときのことなんて、ほぼほぼ覚えていないのです。たった一カ月前のことなのに、どんな気持ちで書いたかなんて、もう全然わからない。まるで『他人事』。
思い入れは人一倍あると思うのです。なぜなら、オイラでもビックリするくらいのメモの残骸を見ると、確かにソコには熱い思いがあったのだな。と。おそらく物凄く苦戦したんだろうな。と。
しかし、そんな過去の自分の感情すらも、今となっては他人事のように推測する事態となっているので摩訶不思議です。
たまに聞かれるんですよね。【どんな気持ちでこの台詞を書いたの?】って。
わからないんです。おそらく何度も書き直して、その【ピース】に落ち着いただけなのです。最初の形がどうだったのか、どんな気持ちで生まれたのかなんて、書いている最中にしか答えられないのです。
だって、忘れちゃうんだもん。
いや?
本当に忘れているのでしょうか?もしかして「覚えようとしていない」だけなのではないでしょうか?
覚えるというのも、一つの作業です。勉強だって覚える作業をやっているわけですから。
つまり、本を書くって『インプット』ではなくて『アウトプット』の作業であって、覚えるのではなく吐き出す作業。
どう書いたら伝わりやすいかな???
あっ。そうだ。皆さん。『ゾーン』って知ってますか?
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