助演女優賞

田中裕子(怪物)

田中裕子さんのお芝居は、観客を魅了するほど素晴らしく、鳥肌が立つほどでした。所作には深みがあり、その繊細な間の取り方に心から惹き込まれました。


助演男優賞

松浦祐也

(リゾートバイト&キリエのうた&福田村事件)

もともと大好きな役者ですが、23年はまさに松浦祐也さんの年だったと思います。「リゾートバイト」、「福田村事件」、「キリエのうた」といった作品において、松浦さん演技はどれも素晴らしかったです。松浦さんの活躍は、昨年の宇野祥平さんを見ているみたいで、最高でした。


主演男優賞

二宮和也(アナログ)

「アナログ」の主演を務めた二宮さんの演技に感銘を受けました。二宮さんが演じなければ、これほど深く感情を揺さぶられることはなかったでしょう。二宮さんの演技は本当に印象的でした。物語自体は特に複雑な構造を持っているわけではなく、むしろ一つ一つの要素が丁寧に作られ、ゆっくりとしたペースで楽しむことができる作品です。しかし、そのような物語では、演技が重要な役割を担い視聴者を引きつける必要があります。その点で、二宮さんがその役割を見事に果たしていたと感じました。


主演女優賞

安藤サクラ

(バッド・ランズ&怪物)

「ダンサーインParis」で主演を務めたマリオン・バルボーの演技も非常に魅力的で迷いましたが、

安藤サクラの演技力が圧倒的過ぎました!

去年の「ある男」もそうだし、今年も無双状態だったような気がします。

マリオン・バルボーは俳優としての実力だけでなく、ダンサーとしての評価も高かったので、純粋に俳優としての実力だけで考えると、やっぱり安藤さんかなと。杉咲花ちゃんもとても魅力的で、個人的に非常に大大大好きなんですが、今年は安藤サクラを選びたいと思います。


脚本賞

クリストファー・ボルグリ

(シック・オブ・マイセルフ)

クリストファー・ボルグリ

承認欲求をテーマにした面白い取り組みだったと思います。全体的にテーマ性が感じられる作品ですが、細部にわたる美しさも際立っており、特にオープニングの控えめな存在感は、後のシーンへの見事な導入となっています。それに続く展開も見事で、エピローグの完成度の高さも印象的です。全体を通して、細やかな工夫が施された作品であることが伝わります。


監督賞

セドリック・クラピッシュ

(ダンサーインParis)

ダンサーインParis

当時、ラジオで紹介していて、それで観に行った作品です。その作品は冒頭から心に深く響くもので、最後まで一瞬たりとも飽きることがありませんでした。ストーリー自体はシンプルで、展開に大きな期待を持つことはありませんでしたが、作品を通して、主人公の心の動きを純粋に感じ取ることができます。とにかくダンスが魅力的です。


アニメーション賞

ブルージャイアント

BLUE GIANT

この作品を最初に観た時、またここに最高のアニメが誕生したと思いました笑。

若干ダイジェスト版のような印象はありましたが、それが物語の展開を早くし、スピーディーにし、その点がまた良いのではないかと思います。感情のアップダウンが激しく、心が良い意味で疲弊します。


というわけで、部門が残ることあと1つになりました。

それでは発表したいと思います。

2024年、

リウデミー最優秀作品賞は……!

TOP