中村太陽


誘惑/GLAY
パワーが有り余っていました。
こんなことはあまり書きたくないのですが、
あの頃、オイラは若かった。
この曲と一緒に踊り散らかしていた時代、
まさに、原始人並みにブイブイでした。
この曲と同じです。
「誘惑」は、恋でも愛でもなく、
もっと人間的で、もっと原始的な衝動の歌です。
規制が蔓延る現在社会では、
こういう“むき出しの体温”は受け入れられないのかもしれません。
でも、こんな時代も確かにあったのです。
甘い香りに誘われる衝動なんてのは、
抑えようとしても抑えられない。
エゴや罪悪感すら燃料になり、
使い切らないと爆発してしまう。
GLAYの「誘惑」は、
その“ぶつかり合いの火花”を
甘さと刃物の両方で描いているような気がします。
我儘な夜こそ、
きっと、思い出になるのかもしれませんね。
松本定規


イケナイ太陽/ORANGE RANGE
この曲は、真夏の開放感と「いけない恋」のスリルが詰まった、まさにアバンチュールというテーマにぴったりな曲なんじゃないだろうか?
キャッチーなメロディと、重厚なロックサウンドにノリノリのダンスビートが絶妙に融合していて、聴いてるとなんだかテンションが上がってくる。
理性を失って衝動的に楽しむアバンチュールの危うさみたいなものも、ORANGE RANGEらしいポップでポジティブなエネルギーで描かれているから、暗くならずに「夏だからちょっとくらい羽目を外してもいいじゃん!」っていう開放的な気分にさせてくれる。
この曲が流行ってた当時はドライブ中や友達と海に行くときによく流してテンション上げてたなぁ。
なんだか暗い話題が多い近頃だけど、そんな時こそ明るい音楽で乗り切りたいね。
吉﨑崇二


Lotta Love/m-flo loves MINMI
お題のイメージにハマる選曲をしようとすると、懐メロになってしまう気がしたので、D J的にアバンチュール・アンサムを探した結果、これになりました。
……はい、完全なる懐メロです!
嘘でも洋楽とか、ディープなクラブサウンドとか選べよ!ってところですが、お題がなにせ、アバンチュールなもんで。
カッコつけ過ぎると、夏の開放感だったり、ほとばしる汗だったり、火傷感だったり、何よりキラキラ感が出せなくて。
巡り巡って、王道のアゲアゲソング、Lotta Loveをチョイス!!
アバンチュールは、
誰かとぶつかった瞬間に生まれる火花のようなものです。
気がついた時には思い出になっています。
正しさよりも体温が勝ってしまう瞬間は、
いつだって少しだけ危険で、
それでもどこか美しい。
そんな“エゴの音”が、
あなたの8月に少しでも似合えば嬉しいです。
それでは、また来月の「ぼくらのおんがく」でお会いしましょう。