中村太陽


電気グルーヴ/Shangri-La
浮かれた気分でピクニックしたいなら、この曲がおすすめです。
昔はよく「“ピクニック気分”で稽古場に来ないでください」なんて、マジ切れしてた時期もありました。
でも今思えば、物作りなんて、多少浮かれてた方がいいのにね。
お子ちゃまだった頃のオイラに改めて聴かせてやりたい曲です。
憧れと皮肉、そしてユーモアが混ざった、電気グルーヴらしい“ズレ”のある名曲。
ピクニックの景色を、ちょっとだけ塗り替えてくれる一曲です。
松本定規


鶴/どこまでも青空
ピクニックで最初に思い描いたイメージが晴天でした。どこまでも広がる青空を感じながら気持ちのいい景色のなかでこんな曲を聴きたい。ってのは建前で最近改めてハマっている鶴ってバンドを紹介したいってのが本音です。昔よく聴いてたんですが最近になって今住んでる所のフェスに鶴が出てて改めていいなぁと思いつつ、もっといろんな人に聴いてもらいたいと思った次第です。
吉﨑崇二


Miyauchi Yuri/okt_
「ピクニック」ということなので、最初は音のイメージで考えていた。そうすると、ピアニカとハーモニカが浮かんできたので、スティービー・ワンダーとかボブ・ディラン辺りにしようかと思ったが、どういうわけか、今回選んだジャケットが頭から離れず、結果これにすることに。やっぱりジャケットのイメージって強い。だって、明らかにピクニックでしょ? これを聴いていた当時から、ピクニックソングだと頭に刷り込まれているものだから、どんなに抗っても、この曲しかなかったわけだ。
ところで、アナタはどんな曲とピクニックしますか?
木漏れ日のリズムに寄り添うギター?
誰かの記憶をくすぐるようなメロディ?
それとも、午後の静けさに溶けるピアノの音?
今月の「ぼくらのおんがく」は、そんな“音と風景の関係”から始まります。
秋の空の下、心地よいひとときをお届けできたら嬉しいです。
それでは、また来月「ぼくらのおんがく」でお会いしましょう。
