『ぼくらは誰も救えない』 太陽のお歌詩箱 第17弾

~ 箱庭のトリレンマ再び ~

この楽曲は、2017年に
浅賀誠大が主演を務めた
舞台『箱庭のトリレンマ』の世界をもとに制作しました。

救いの手をどれだけ伸ばしてみても報われず、
正しい選択がどこにもない地獄の淵を彷徨う主人公。

ヒーローに憧れた“ただの人間”が、
救いと裏切りの狭間で、もがき続ける物語です。

そんな重たいテーマとは対照的に、
曲調はアップテンポでポップ。

暗闇の中でも前に進もうとする、
あの作品の“かすかな光”を拾い上げました。

物語の余韻を抱えたまま、
深海に差し込む一筋の光になればいいよね。

それでは、お聴きください。

↓音楽の再生はコチラ↓

『ぼくらは誰も救えない』
作詞:中村太陽|作成:よしおAI

きっと この風は
70億のため息でできている

何度も過去へ戻る影
この手は君を救えるのかい?

繰り返す選択の果てに
僕は君を見失う
未来を願えば願うほど
選択のたびに変わる真実

誰かが笑えば誰かが泣いて
救われたのは 誰だった?

箱庭の世界で
希望は欺瞞(ぎまん)の灯をともす

誰かのために
何かのために
どうして僕等は
笑い合うのかい?

よそ行きの笑顔は やけに綺麗で
あなたの素顔を 見えなくする

“救い”を装う優しさは
何もかもを 曖昧にするんだ

ジレンマの影に揺れるトリレンマ
選ぶほどに 増えてゆく

運命だけが
くるくるくるくる 輪廻の中で
くっくっくっく
世界が 僕等を嘲笑う

きっと、ぼくらは 誰も救えない

何度も過去へ戻る僕
この手は誰が救えるのかい?

繰り返す地獄の果てに
僕は僕を見失う
希望に縋れば縋るほど
鳥かごの中で宙に彷徨う

期待と不安は見方次第で
僕の味方は どこいった?

詭弁の土に咲く花は
誰のための「優しさ」なのか?

立派な道徳 掲げてみても
所詮は誰かの結果論

空の上から手を差しのべる
うっすら笑った天使の瞳に
僕らの正義はどう映っているの?

箱庭の世界で
正義は欺瞞(ぎまん)の灯をともす

誰かのために
何かのために
どうして僕等は
殺し合うのかい?

よそ行きの仮面は どれも同じで
皆の素顔を 見えなくする

“犠牲”を装う優しさは
あれもこれも 正当化するんだ

ジレンマの影に揺れるトリレンマ
選ぶほどに 落ちてゆく

運命だけが
くるくるくるくる 輪廻の中で
くっくっくっく 
無邪気に 僕等を嘲笑う

きっと、誰もが ぼくらを救えない

正しい選択なんて、何処にもない。
だからこそ、進んだ先で正しくしていくのです。

それでも駄目なら、前のめりに倒れたらいい。
きっと、笑えるからね。

いつかの自分には、
笑われない選択をしていきたいもんです。

それでは、またね。

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