『面白いとはなんだろう?』
ここ数年、オイラが自分に課したテーマのひとつです。どうやったらお客さんをはじめ周りの人達に楽しんでもらえる作品が作れるだろう?探しに探してみた結果、潜り過ぎて、自分が笑えなくなる現象に陥ってしまい、チグハグな感情が焦りだけを生んでいたように思います。
焦ったところで何かができるわけじゃないのにね、45歳のオッサンが生き急いでも何も変わらないのにね、ただ、やってみて確認することはできたのです。結局、オイラはオイラが笑えるモノでしか面白さなんて実感することができないのだと。
ズレてようが、歪んでようが、どんだけ否定されようが、オイラが面白いと思ったモノが『オイラの面白い』なのです。
ただ、オイラはキマグレなので、それさえも、コロコロ、コロコロ変わります。昨日は面白いと思ったモノが、今日はそうでもない。。。しかし、それもオイラなのです。
つまり、何が面白いかなんて、その時々で変わるもの。自分探しの旅をして、辿り着いたと思ったら蜃気楼だった。そんなこと、よくある話です。それを再確認するための数年間だったのかもしれません。
だからね、だからこそ。何度やっても面白いモノを探してみたかったりもするのです。
そのためには、何度も何度もやってみるしかないのです。そしたら、きっと。飽きるほどやり続けたその先に、飽きてもなお面白いモノがあるのではないかと思うのです。
な~んてね。公演直後なもんで、少しだけ真面目に書いてみたけど、結局、答えを出せなかった言い訳になってしまいました。
あはは。
オイラは職業作家ではなく、日曜作家なので、もう少しだけ、ちゃんと自分が書きたいものを探さなきゃですね。
でもな~。アンリ・ルソーの代表作だって多くは退職後って話だしな~。
因みに『アンリ・ルソー』って、独学で絵を描いた「日曜画家」として知られるフランスの有名な画家なんだよね。税関職員として働くかたわら、独自のスタイルで絵を描き続けた、なんと言うか、単純に絵を書くのが好きな書きたいものを書きたいように描いたオッサンなんだけど。オイラはスゲーな~って勝手に思ってるわけです。
だから、オイラも無理なんてせずに、書きたいものができるまでは新作なんて書かなくてもいいのかもね。
そんなことを口走ったらどやされました。
ただでさえ、年間1本なんてありえないんだからと。3本は書きなさいと。『やりたくなったら、やればいい』なんて甘っちょろいこと言ってる場合じゃないと。
参りました。
早速、今作品『アルカの板』で散々描かれたような否定と批難の嵐にさらされました。
よし、新作考えよっと。
おしまい
2025・05・01
