
『深夜に働いている奴にはロクな奴がいない』
昔、立派なスーツで着飾ったサラリーマン風の男性にそんなことを言われたことがあります。
オイラは清掃業やコンビニやらレンタルショップにコールセンターなど、基本は深夜の時間帯で働いてきました。
確かに、オイラが考えた場合でも、オイラはロクな奴ではないと思うのです。そして、こんなことを言うと怒られるかも知れませんが、深夜に働いている人に普通ではない人間が多いような気がします。
深夜に働くことで普通ではない人間になってしまうのか、そもそも、普通ではない人間だから深夜で働くことを選んだのか、それは分かりませんが、とにかく、ロクでもない奴が深夜という時間帯にはゾンビのように徘徊しているのです。
どうも、こないだ日中帯に仕事をしたら、ロクでもない奴しか日中帯にはいないと感じて、結局のところ時間帯は関係ないのだなと再確認した中村太陽です。
『裸の王様』を笑いものにしていたら、逆に身に着けているモノだけ立派で『生身がゼロに人間』になっていた、なんてことはよくある話です。
なんというか、『人のふり見て我がふり直せ』なんて諺(ことわざ)もありますが、他人の悪いところをみて自分を改める人よりも、他人の悪いところをみて自分は大丈夫だと安心している人の方が多いのかもしれませんね。
なんつっても、オイラがそんな人間の筆頭だからね。
そうなのです、安心したいのです、こんなオイラでも生きてていいのだと自分自身を納得させたいのです。欲を言うならば、アレ?オイラの方がマシじゃない?みたいなことを想像してみたいわけです。
だって仕方がないじゃん。『ステータス』ってスゲー大事だからね。学歴だって地位だって受賞歴だって、なんも持ってないオイラが、そんなキラキラした羽衣をまとったら、どれだけ優雅な気持ちになれるのだろう?みたいなことを考えてみたくなることだってあってもいいと思うのです。
もちろん、こんな考えは、ないものねだりでしかなくて、持ってたら持ってたで、別に要らないけどな~。なんて言い出すかもしれません。ただ、オイラは持ってないので予想しかできません。それに、オイラの予想って外れるんです、どれだけ本気で予想しても未だにtotoは当たってくれないからねっ。
もし、totoが当たったら立派なスーツを買ってみようと思います。どんなスーツがいいかな?シュッとしたのがイイよね。
今のオイラにシュッとしたスーツなんて着れるかな?最近はお医者さんに口酸っぱく言われているのもあって、少しずつ体重が減っているのですが、そんなことはお構いなしに、知り合いから、突然、ジムに行けとLINEがきました。
どうやら、このエッセイの表紙画像を見て危ないと思ったらしく5年ぶりの連絡です。
『お前やばいぞ。どんどん太って、小錦みたいになってきている』ってね。
あはは。
あれは、AIで作った画像なんだけどね、水着を着ていると言っても、確かに今の時代には不適切かも知れなかったですね、反省です。
悪ふざけが過ぎると、どこかしらから注意喚起が訪れます、でもね、連絡が来ると言うだけでも嬉しかったりするものです。
まあ、実際の写真を載せればいいのだろうけど、なんかそれって面白みがないからね。
そうそう、写真と言えば。
