クラレッタの話の中に登場した、公衆の面前の中で彼女の元に歩み寄り、スカートを戻した、勇敢な人物ですが。
この人のこと、皆さん、ちょっといい人だと思ってませんか?
うん。おそらくいい人だとは思うのです。
しかし、勇敢な人物がクラレッタのスカートを戻した後に 『不気味にうっすらと笑った』 とあったらどうでしょうか?
なんかその行動には新たな思惑があるような気がしませんか?
そもそも、その勇敢とされる人物も誰かの操り人形である可能性が出てきましたよ。
そうなのです。物語なんて、意外と簡単にひっくり返るのです。
善意に見える行動が、言葉一つで邪悪な印象に変わるのです。
オイラは、よくこの手法を使います。むしろ、最初は一本鎗だったと言ってもいいでしょう。
そもそも論をひっくり返すのです。いい人も悪い人も善も悪も。決めつけられた世界観を。
まあ、物書きとしては無法者でしたので、後々、ひっくり返せば良いというものではない。勉強不足。無策。形無し。と言われてしまうのですが。
オイラが今でも物書きを続けられているのは、リスペクトをしてくれてる男が現れて、スーパー厳しい討論会を10年も続けてくれたので、少しだけ物書きとしての型が作れたのだと思います。
そんな、吉﨑崇二先生が 『作・演出』 をやっている舞台。
3CREATORS+5ACTORS 第2回公演
『ドラマトゥルギー』
リスペクトです。
えっへん。オイラは、ちゃんと 『気が使える』 のです。
アレ?なんか、余計な一言を添えたせいで 『リスペクト』 が嘘くさくなっているような。。。
まあ、気にしない、気にしない。
おしまい。2025・10・01
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鬼が笑って、私が泣いた、七月七日
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