浜田カオスの「今月の一冊」

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こんちは! カオスです!!
自他ともに認める漫画好きの漢です。
物心ついた時から漫画読んでました。
お小遣いはほぼ漫画に費やしたもんです。
小学生の時なんかは、コツコツ貯めた一円玉、五円玉、十円玉、そしてたまに百円玉と五百円玉を握りしめて本屋に通ったすね~。
そんで昔の古本は今と違って汚い。
色褪せてるし、カバーは外れてるし、お菓子のクズ挟まってるし。
当時は汚い子供が多かったんですねきっと。
自分もきっと汚い子供でしたね。
あ~ダメだ。思い出話ばっかで話が進まん。
はーい、そんなボクがマガジンを盛り上げる為に、毎月おススメの漫画を紹介していきます。
どうぞお見知りお気を!

でもね~これ「一作品」じゃあなく「一冊」なんですよね~。
〇〇の〇巻
ってな具合でね。
これ、「ONE PIECE」と「こち亀」と「島耕作」合わせたら半永久的に連載できるぞ~。
やんないけど。

ちなみにボクは考察好きです。
考察勢です。
ボクなりの考察を楽しんでもらえると嬉しっすね。

じゃあ「今月の一冊」はこれだっ!!

『あかね噺(ばなし)』の『1巻』!!!!!

うおおおおおおおおっ
好き~~~~~~~っ

主人公の「あかね」が落語家になる物語。
あらすじは

幼少期、落語家である父親が大好きで、いつも父親の落語を傍で見ていた あかね。
父親が落語の最高階級、真打になる為の昇給試験があるが落選ししかも破門されてしまう。
それに納得できない あかね は、破門を言い渡した一門の師匠に父親の落語を認めさせるために、自分自身が落
家になることを決意する。
そして現在。高校生になった あかね は父が入門していた一門に入門する。

こんな感じかな。

何が好きかってね。
「落語」で「女子高性」なんだけど、すごくジャンプ漫画してるとこなの。
努力家で(本人はたぶん努力してる自覚なし。好きだから研鑽を重ねてる)、
明るく元気で(読んでるこっちまで元気になる)
素直で(好感持てる)
壁にぶつかった時にちゃんと自分で考え考察・観察して行動に移せる。(羨ましい)
そして演出がいい!(原作と作画が別れてる作品は演出がいい事多いね)

でね、1巻で特に好きな言葉がある。

『気働(きばたら)き』

入門して兄弟子に付いて修行を始めた あかね に訪れる最初の試練。
兄弟子に「自分の芸さえ磨けばお客さんを満足させられるか?」
と聞かれた あかね は「そうじゃないっすか」と答えると
「傲慢だな」と一蹴されてしまう。
更に兄弟子は「落語は目の前のお客さんを喜ばせる商売。
目の前の一人一人を喜ばせなければならない。
相手が喜ぶ事を考えて先へ先へと気を回し動くこと
それを『気働き』と言う」ていう。

もちろん技術も大事なんだけど、エンターテイナーとして大事なことだよねって、ホント思うすね。気働き。
そんな言葉があるなんて知らなかったけど「あかね噺」で出会えたこの言葉。
好きな言葉になったし、気働きを意識するようになった。
つまりカオスは、さらに良い役者になったってことだよ。へへへ。

結局あかねは、気働きを習得するために兄弟子の行きつけの居酒屋で修行することに。
おしながきを読めない外国人のお客さんの対応に困った時にあかねは、自分に出来る事(技術)と
お客さんがどういう人で何を求めていてるかを考え行動する。(気働き)
無事対応を終えお客さんに感謝されると、なんとも言えない嬉しさがこみ上げる あかね。


そして気働きの重要性を肌で感じた あかね は兄弟子に再会する。

この、青年誌でやりそうな人間味の強いストーリーを見事に「ジャンプ漫画」しながら描かれてる『あかね噺』はマジ好き!

8巻まで出てるけどどの巻も神巻。面白いよ。
今月の一冊はこんなとこかな。

ちなみに、ボクは漫画の媒体は紙派です。電子はあまり読まない。
本屋に行くのホント好き。ワクワクする。最近本屋さんが減ってきていてホントに寂しい。

現在、公演の準備中で漫画読む時間があんまないから買ってきてまだ読んでない漫画が部屋に積み重なってますわ。
お正月休みにまとめ読むとしよう。

じゃあまた来月お会いしましょ。
なに読もっかな

浜田カオス

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