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今回は「点と線のオブリビオン」の公演で9-Statesに初出演にもかかわらず主演をやっていただいた、石井玲歌さんとの対談です。
皆に愛される歌ちゃんの秘密を深掘りしていきます、お楽しみにっ。
※初回アップ時より、一部内容を変更してお届けしています
石井玲歌です。よろしくお願いします。
こうやって話をするの緊張しますね。
緊張します。ラジオみたいな感覚で。
そういえば、僕もいつかラジオみたいなのやってみたくて。
いいじゃないですか。じゃあ、20周年企画でラジオとか。
一応、それはX(旧Twitter)のスペースでやろうって、ウチの吉﨑くんと話してるんですよね。
来年ですけど。
いいですね。
今年の20周年に向けての企画的なものはほぼ終わりまして。
歌ちゃん(※石井玲歌)もカオスエンターテイメントの芝居が終わって、ひと段落した感じですかね。
本当にお疲れさまでした。
歌ちゃん(※石井玲歌)もカオスエンターテイメントの芝居が終わって、ひと段落した感じですかね。
本当にお疲れさまでした。
ありがとうございました。(笑)
どうでした?
カオスエンターテイメントに出てみて、浜田くんの演出は?
カオスエンターテイメントに出てみて、浜田くんの演出は?
私が最初についてた演出家さんが、一言いえなければ3時間掛けるタイプだったんですけど、
浜田さんはそうじゃなくて。
具体的なダメ出しをもらうよりは、抽象的なダメ出しが多かった印象です。
僕、実際に浜田くんが演出をつけているのを殆ど見たことがなくて。
いつもウチで演出補をやってもらってるんだけど、そこでも浜田くん主導で「こうやりましょう」みたいなことが基本ないんですよね。
昔は結構あったんですけど。
いつもウチで演出補をやってもらってるんだけど、そこでも浜田くん主導で「こうやりましょう」みたいなことが基本ないんですよね。
昔は結構あったんですけど。
浜田さんは、「控えてる」って言ってましたね。
そうですね。
揉めるので。
揉めるので。
(笑)
それに、他のメンバーたちは浜田くんの言うことを聞かないんですよ。
浅賀さんを筆頭に。
浅賀さんを筆頭に。
確かに。
お互い「こうやった方が、いいんじゃない?」って言ってるイメージがない。
浜田くんと浅賀さんは、いつも芝居のことで言い合ってますよ。
けど最終的に「太陽くんが決めればいいんじゃない?」ってなるんです。
僕はどっちの芝居も良いと思っているんですけどね。
浅賀さんは浅賀さんの良さがあって、浜田くんは浜田くんの良さがあるので。
足して2で割りたいところなんですけど、平均すると普通になるから、どこにでも居る様な役者になるなって。
けど最終的に「太陽くんが決めればいいんじゃない?」ってなるんです。
僕はどっちの芝居も良いと思っているんですけどね。
浅賀さんは浅賀さんの良さがあって、浜田くんは浜田くんの良さがあるので。
足して2で割りたいところなんですけど、平均すると普通になるから、どこにでも居る様な役者になるなって。
(笑)
打たれて強くなる女優
「石井玲歌」
私、打たれて強くなるタイプなんです。
僕と全然合わないタイプだ。
僕は叩かないですよ。
板本に対しては、客演さんから「スゴい厳しいね」って言われることはありますけど、客演さんを叩くことは殆どないです。
今は時代もありますしね。
僕は叩かないですよ。
板本に対しては、客演さんから「スゴい厳しいね」って言われることはありますけど、客演さんを叩くことは殆どないです。
今は時代もありますしね。
コンプラ(笑)。
でも、叩かれる方がいいんですね。
そういう意味でカオスエンターテイメントは、あまり打たれなかった印象が強いから、もっと打って欲しかった(笑)。
僕、そういうのはないけど、「追い詰めるね」と言われます。
結構、泣く人多いんですよ。稽古が終わって「相談があります」って言われて、泣きながら「どうしたらいいのか全然見えなくて」みたいな。
それで、「泣くぐらいなら、辞めた方がいいんじゃない?」って。
もう今はコンプラに当たってしまうので、受け流してますけど。
結構、泣く人多いんですよ。稽古が終わって「相談があります」って言われて、泣きながら「どうしたらいいのか全然見えなくて」みたいな。
それで、「泣くぐらいなら、辞めた方がいいんじゃない?」って。
もう今はコンプラに当たってしまうので、受け流してますけど。
それって、心では「辞めた方がいい」と、思ってるってこと?
思ってないけど……なんか頑張りって見えづらくない?
役者さんって、結果の世界じゃない。
「いいお芝居したら頑張ってるね」になるじゃない。
どんだけ頑張っても、いい芝居ができなかったら、「全然頑張ってないね」ってなるじゃない。
「何やってたの?」ってなるじゃない。
これって、非常に残酷なことだと思うんですけど、これ作家さんも同じで、どんだけ時間掛けて描いても面白くないものは、面白くなかったりするから、頑張ってないね。
短時間で書いたでしょ、みたいな感じになるから。
結果ね……ん〜。
役者さんって、結果の世界じゃない。
「いいお芝居したら頑張ってるね」になるじゃない。
どんだけ頑張っても、いい芝居ができなかったら、「全然頑張ってないね」ってなるじゃない。
「何やってたの?」ってなるじゃない。
これって、非常に残酷なことだと思うんですけど、これ作家さんも同じで、どんだけ時間掛けて描いても面白くないものは、面白くなかったりするから、頑張ってないね。
短時間で書いたでしょ、みたいな感じになるから。
結果ね……ん〜。
……?
……どうしたらいいんだろう?
迷っちゃった(笑)。
頑張るってなんだろうって思う時が……あるなって。
(笑)意味わからないですけど、頑張るしかないですね。
ねえ?
歌ちゃんは、どう頑張る人?
歌ちゃんは、どう頑張る人?
え? う〜ん……抽象的ですけど、私は自信をつけないと舞台に上がれないから、自信がつくようなことをしたい。
「私はこれだけやったんだ」みたいな。
そうです。
だから、積み重ねというか、反復しかないんですよね。
単純ですけど。
中村太陽が
石井玲歌に芝居の作り方を問う。