パフォーマーをやってない時とかは何をされているんですか?
お米を作っております。
農業をやられてるってことですか?
ちょっとびっくり。
お米をやったり、伸びた草を刈ったり、イノシシが出るので、猪の柵を作ったりとか、パフォーマーとはかけ離れた一面もあります。
大自然の中で、良い心を育めていると思います。
確かに珍獣感が出てきましたね。
確かにあんまりいないですよね、農業をやりながら歌っている人って。
いないと思いますね。
雑草やお米に対する“農業の歌”を作ってみるというのはどうでしょうか。
今、一つもがいている波をもがききれそうな案が出ましたね。
オンリーワンって強い気が僕はするので、面白いじゃないですか。
1個そういうのでお客さんの目に触れられると思いますよ。モルックソングとか。
結構真面目にアリだと思いますね。
例えば、モルックの試合前に必ず歌うみたいなものがあるとすると、モルックで有名になった時に一緒に流行るかもれしないし、ラグビーのニュージーランド戦前にやるハカみたいに。
それで、いつの間にか知らないところで有名になったりするかもしれないですね。
確かに、オンリーワンっていいですね。
言うのは簡単なのですが、そういう遊び心とかあると、いけそうな気もしますね。
今、GRAND GLANZの新しいビジョンが生まれてきたような気がします。
モルックソングをパリピの前で披露したら面白くないですか?
パリピがモルックやっていたら単純に面白いと思ったんですけど、みんな巻き込むっていうのが、TAROさんから話を聞いて感銘を受けたのですが、是非とも先頭に立って、やっていただけると嬉しいです。
僕は、お芝居の本を書いたり、演出とかをやったりするんですけど、何かアドバイスください。
僕自身の体験なので、それが他の人に通じるかは別として、今を生きる中で、さっき話した「やりたいことをやれている状況」を作れている一つの根源になっていると思います。
座右の銘的なものとして“万事感謝”という言葉を大切にしていて、中学校の頃からスマートフォンの待ち受け画面もずっと同じにしています。
頭おかしいな。
(笑)。人って、良いことがあった時に「ありがとう」って言えるのは当たり前だと思うんです。
自分にとって良いことがあった時に感謝から始めると、それがプラスに導いてくれる。
実は、そこには理由があって、正直、大変な時って人間は機械じゃないから、周りにポジティブでいたいと思っても絶対に落ち込む時ってあるじゃないですか。
その時に、落ち込んでいく自分に対して『ありがとう』と感謝の気持ちを持つと、その『ありがとう』という思い自体がプラスなる。
そうすると、落ちていくマイナスを一度断ち切れると思うんですよ。
そして、感謝で断ち切ったところから心の余裕が生まれます。
怒ってる時には感謝ってできないですし、その状態だと周りも同じようにマイナスに引き込んでしまう。
でも、一度感謝の気持ちで断ち切れれば、心に余裕が生まれると思うんですよ。
俯瞰的に見るか、客観的に見えるかっていうのも、もちろん人それぞれあると思うんですけど、そこから少なくとも下に落ちず、周りをマイナスに巻き込まずにプラスに巻き込む方向に持っていけると思うんです。
さっきも言ったように、自己中かもしれないけど、こうしてやりたいように人生を生きられているのは、本当に多くの人に支えてもらっているおかげだと思うんですよね。
基本的に、さっき言ったように、マイナスな時でも感謝をして、ネガティブになったことって人生ないですね。
それはもちろん、とてもありがたいことだと思います。
僕にとってまだまだ本当に苦しいことがあるのかもしれませんが、まだそれを経験していないだけかもしれない。
でも少なくとも、僕の中で「どん底」というほどのどん底は経験したことがないと思うんです。
多分、それも感謝の気持ちのおかげだと思っています。
あの、すみません。
ちょっと一回拝んでもいいですか?
(笑)
KOYAさんが段々、ガンジーに見えてきましたけど、なるほど。
そういうことですか。
……ガンダーラに行ったことあります?
ノーガンダーラですね。
イエスガンダーラを目指していますが。
でもすごいですね。
僕そこ意外と逃げちゃうタイプです。
見なかったことにしちゃう。
それも一つの正解だと思います。
怒ったりするのがバカバカしくなっちゃったりすると、逃げの一手を打っちゃうんですよね。
だから、スッっていなくなっちゃうことが多いので、そこに感謝の気持ちを持てば、その場に居続けることができるだろうなと今思いました。
僕、本当になくなるんですよ。
それも何も悪くはないじゃないですか。
ちゃんとそこから別の形のリセットができているわけだから。
そこに自分がいることの方が、絶対周りに不快感があると思うので、すっと消えていなくなると思うんですけど、大体バレるんですよね。
それで、「どこ行った」と怒られて、またスって消えるってことを繰り返しました。
それはそれで良いと思うんです。
スッと消えるのって、さっきも言いましたが、周りが不快に思うんじゃないかっていう周囲への配慮からくるものですよね。
だから、良い意味での“逃げ”だと思います。