中村太陽

中村太陽

のっけからこんなに喋るのは久々です。

古賀美咲

古賀美咲

本当ですか?

中村太陽

中村太陽

本当は探りながら、探りながら、無礼がないようにっていくんですけど、ちょっと今日は、無礼しちゃってもいいかな?

古賀美咲

古賀美咲

全然(笑)。

中村太陽

中村太陽

美咲ちゃんは、九州出身なんですよね? 宮崎。

古賀美咲

古賀美咲

はい。

中村太陽

中村太陽

それだけで僕は心強いです。

古賀美咲

古賀美咲

そうですよね、分かります。けど、私からするとちょっとまた都会の人って感じですけど。

中村太陽

中村太陽

福岡ですか?

古賀美咲

古賀美咲

はい。

中村太陽

中村太陽

そんなことなかですよ。そげんなことなかですよ。

古賀美咲

古賀美咲

熊本だったらいいんですけど。

中村太陽

中村太陽

いやでも九州で言わせてもらうと、福岡をみんながちょっと意識して“のけ者”にしようみたいな。

古賀美咲

古賀美咲

でも、新幹線通ってますよね。

中村太陽

中村太陽

新幹線は通ってますよ。通っているけど、でもね、福岡って明太子しかないの。

古賀美咲

古賀美咲

“あまおう”があるじゃないですか!

中村太陽

中村太陽

それだったら、「みんなラーメン、ラーメン」言うけど、結局おいしいのは“うどん”だったりするからね。

古賀美咲

古賀美咲

あぁ、それはわかります。

中村太陽

中村太陽

コシがないうどんが有名というか、みんなフヤフヤのウドン食べてますよ。福岡といったらラーメンってみんな言うけど、こっちに来てラーメン食べてビックリしたもんね。おいしいと思って。

古賀美咲

古賀美咲

(笑)

中村太陽

中村太陽

福岡のラーメン屋もいっぱいあり過ぎて、もうピンキリ。だからラーメンは今日絶対ラーメン食べてやろうみたいな感じで行くわけじゃないもんね。なんもないね、じゃー、ラーメンでよかね?」みたいな。

古賀美咲

古賀美咲

私も東京のラーメンで違う意味でビックリしました。値段が高過ぎて。

中村太陽

中村太陽

そう、高いのよ。

古賀美咲

古賀美咲

だって500円で食べれるんですよ、宮崎なら。もう絶対行かんと思いました。

中村太陽

中村太陽

なんでこんな高いのって。でもみんな「行こう行こう」言うから行ったら、まあ美味しい!

古賀美咲

古賀美咲

美味しいんですね! もう上京して次8年目とかなんですけど、ほぼ行ったことないです。

中村太陽

中村太陽

ちょっと先ですけど、4月に公演があるので、その時観に来ていただけたら、一緒にラーメン食べに行きましょう。

中村太陽

中村太陽

久々に福岡の言葉を喋ったような感じがするけど、福岡に帰ってこんなしゃべり方したら、めちゃめちゃ言われるもん。「あ、福岡の言葉、忘れたね」って。「こいつはもう魂がなか」って。

古賀美咲

古賀美咲

私は頑張って標準語で喋ってます。でも敬語だと結構標準語が出やすいけど、難しくて……。

中村太陽

中村太陽

でもいい。すごくいい! 僕の場合、もう頑張らないと出ない。こっちの方が長くて。25年ぐらいいるから。「そうだよね」って言ったら、「『だよね』とかいいよっけん、こいつ」って言われて。「『だよね』ぐらいいいじゃん!」って言ったら、「こいつ今、『じゃん』って言った!」って。

古賀美咲

古賀美咲

非国民みたいに言われますよね(笑)。

中村太陽

中村太陽

東京の人が田舎の人に厳しいみたいなイメージがあったの。福岡から出てくるとき。田舎者扱いされるんじゃないかという。けど、一切なかった。だって、今考えたらそうなんだけど、東京の人って言われる人たちって半分田舎者なんだよね。ウチの職場って、7割ぐらいは田舎者だから。生まれも東京って人は3割ぐらいしかいない。だから東京だと、歓迎ムードなのに、逆に東京から福岡に帰ると、「うわぁ〜! 東京もんが来た〜!」って、逆に避けられるというか。同じ福岡ものとして、恥ずかしくないんか!ってかったという感じですけどね。……って、話が全然と違うところに行っちゃいましたね。

古賀美咲

古賀美咲

本当ですよ。

中村太陽

中村太陽

なんでこんな九州の話を盛り上げてしまったかというとですね、私、9-Statesという劇団をやっていて、そこで作演出という本を書いたり、みんなに「こうやってください!」、「照明をこうやってください!」というような、お仕事をやらせていただいているんですけど、9-Statesというのは九州という意味だったんです。九州の血を忘れないようにと思って作ったんですけど、九州帰ったら、「もう忘れてる」と言われて、もう名前変えてやろうかなって思いました。

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