あんまり踏み込んだ話をするとね、ブーメランになるからね。
余計なことは言わないに限る。
特に。。。
よそ様の団体のチケット代について口出したところで仕方のないことだ。。。
こんにちわ、近年、「丸くなった」だの「棘がなくなった」だの「守りに入ってる」だの言われている中村太陽です。
何も成しえていないオイラに「守るモノ」なんて何も無いんだけどね。
と。言うわけで、言われたままって言うのも癪に障るので、少しだけ、『しょっぱい話』をしようかな。
最近。
でもないのだけど『よく』なんでこんなにチケット代金が上がったの?なんて質問をされることがあります。
モチロン。物価が上がりに上がっているからでしょうね、と、回答したいところです、舞台美術にしても材料費は2倍近くになったなんて話も聞きましたし。
でも、美術費用は一向にあげてくれない団体さんばかりだという話も突きつけられたりもして。
あはは。
つまり、なんでスゲ~~~上がってる団体があるのか、よくわかりません。
何処にお金がかかってるんですかね?
ただ、昔から小劇場のスタッフへのギャラは「言い値」が多かったりするんですよ。
なんて言うか、例えば「30万でお願いします」とか、そんな感じ。
そこには『これ以上出すと、首吊ることになっちゃうんで』みたいなコチラ側の事情も込み込みだったりするわけで、スタッフの皆さんは『本当に大きな心で』グッと耐え忍んで「分かりました」と、作品作りに協力してくれたりするわけです。
つまり、多くの作品はスタッフの心意気で出来ていると言っても過言ではないのです。
なもんで、他の団体さんがいくら払っているかとかの相場は分からないのです、暗黙の了解と言う奴でしょうか、他団体の値段を聞くのはタブーなのです。
実際問題、本当は、スタッフに、もっと、払うべきなのです、ですが、そもそもね、『名も知られてない売れてない劇団』なんて、公演をやればやるほど赤字になるのです、『ちょっと名前聞いた事があるかも』位になった時に、ようやくトントンになれてたらいい方なのです。
どこもかしこもギリギリだったりするのです。
昔は、劇団の主催なんてやってる奴は、普通に500万くらい借金してたりして「マジでヤベー」とか言いながら笑ってたりしてたんです。
よく、やり方が悪いなんて言われることもあります、確かに、そんな借金してまでやるなんて馬鹿の所業です。
ですが、「やり方が悪い」って、なると話は変わってきます、『そもそも論』として、常識的に考えてみたら気づくと思うのですが、売れてないのに黒字なんておかしな話ですからね。
売れてないのであれば、借金しても続けるか、辞めるかの二択なのです。
だって、売れてないだけですから、儲けられる所まで来ていないってだけの話なのです。
他の業界にはあるのでしょうか?売れてないのに黒字になってる飲食店とか。
ちょっと遠回しな例えになってしまっているので、直接的にするならば、まずい飯を出すのにやたら金額が高い店なんてあるのでしょうか?
そうです、あるんです、ボッタクリ店です。
手を変え品を変え、色んな方法を使って生き残る為に必死にボッタクルのです。
話を戻しましょう。
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第十三弾・ゲスト:有泉香代(パフォーマー)
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