なんと言うか、5,000円以上の舞台を見に行くときって結構構えるんですよオイラ、だって5千円ですよ、5千円。
それで入った時に、「ほぼほぼ素舞台」で「ほぼほぼ照明も吊ってない」状態だと、アレっ?ってなるんですよ。
なんと言うか、だったら、さぞ、スゲー芝居を見せてくれるんでしょうね?って。そんな「嫌~なオイラ」が心の中から出て来たりもして、ド頭から嫌な客になってしまっている自分に嫌悪することもしばしばです。
別に「組めばいいってモンじゃない」し「吊ればいいってもんじゃない」のは分かってはいるんです。
でも、5,000円だよっ、ってなるんですよ、えっと、何処にお金かけたんだろ?
役者???
なのかな???
だとしたら、食材はいいのに調理人がダメだったってことなのかな?
いや・・・逆もあり得るのか。
モチロン、そもそもの料理の好き嫌いと言うのもあるのでしょうけど。。。
でも、なんて言うか。。。
飲食店で飯が美味しくなかったら、皆、ボロカスにネットとかに書くのに、最近、お芝居とかだと、何処かしらイイ所を探して、意外とイイ事しか書かないんですよね。
時代なのかな?誹謗中傷するとね、逆に叩かれるしね。料理は「不味い」とか「食えたもんじゃない」とか書けるけど、役者は「下手糞」とか「見てられない」とは書けないみたいな。
昔は、オイラみたいな奴は、それこそボロクソに叩かれましたよ『この作品は作家のオナニーだ』とか『二度と本書くな』とか『演出家を名乗りたい素人』だとか。
なんか、『演出家を名乗りたい素人』って、今、考えると、意外と良きネーミングですね、逆に気に入っちゃいました。
でも、まあ、仕方がないですよね、お金を払って作品を見ていただいているわけですから、全部が全部、ありがたいお言葉です。
なんて、若いオイラが思えるわけもなく「二度と書くな」って『テメー、誰に向かって意見してんだ』って、激怒してしまったり、『オメーの指図なんて受けるわけねーだろ』みたいな可愛らしい意固地な部分が出てきてしまい、アンケートを破り捨てるという暴挙に至ったことも、あったり、なかったりして。
さすがに反省です。
まあ、良くも悪くも時代は変化しているということです。
しかし、最近は、なんと言うか、変化についていけてないのです、古い人間は頭が固いばかりか、昔はこうだったみたいな話をしたがるし、つまり、そんな、不必要で面倒くさい、古臭い考え方の人間は淘汰されていくのです。
ヤバイです、オイラことです。
昔はそれこそ、やり方が古いとか、目上の方々にやたら盾突き「そんなことを続けてるのなら辞めた方がいいですよ」なんてことを宣う、調子に乗ってた若人だったのに、今や古い人間と称されるお爺ちゃんになってしまいました。
オイラの事を古い人間と思っている若人よ、いつか、君も古い人間と言われる日が来るからね、時代ってね、常識ってね、結構、あっけなくひっくり返るからね。
と。今と昔について書いてみました、が、次の物語は、そんな固執した古い考えと革新がテーマの一つになっていたりします。
あっ、12月ですからね、勿論、来年の4月の本公演の宣伝ですよ。
絶賛、執筆活動中です、今も漁師の古臭い人間のセリフを好き勝手に書いてたら、自分でも、コレは賛否両論になりそうだなと、少なくともテレビではNGな奴だな。。。おそらく書き直すんだろうな。とか。思っていたりしている訳で。
あっ。なるほど、守りに入ってるってこう言う所ですね。
まあ、別に守るモノなんて無いのなら好きに書いてもいいじゃん。
しかし、オイラも、古臭いと言うだけの理由で淘汰されたくないですからね、最新技術を取り組むべく「プロット作り」に「AIさんた」を使って壁打ちしてみたりして。
早速『AIさんた』に、壁打ちしてみた所、回答してくれましたよ。
AIさんた:【「○○」という言葉は、歴史的には〇〇をする人を指す言葉として使われてきましたが、現代では差別的なニュアンスを含むことが多いため、避けられる傾向にあります。言葉の意味を知らない人に対して、その背景や適切な使い方を教育することは有意義ですが、同時に他者を傷つけないように配慮することも大切です】
オイラ、お手本のような正論に打ちのめされそうです。
きっと、いつかは、コイツ等、AIが台本なんて10分くらいで書いちゃう時代が来るんでしょうね。
だとしたら、しょっぱいです。
と言うわけで、まだ、人間が人間の物語を書いている時に見てもらいたい物語です。
言っとくけどね、人は傷づくことで本当の優しさを知ることだってあるんだからねっ。
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第十三弾・ゲスト:有泉香代(パフォーマー)
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