⑦クライマックス
- そして翌日、父親がルビーを叩き起こします。
一瞬何が起こったのか分かりませんが、どうやらルビーの歌声を聞いた父が、彼女を受験会場へ送ることにしたようです。
試験まで時間がなく、タイムプレッシャーがかかりますが、物語は前向きな気持ちで展開します。 - ルビーと家族は教師にメールで試験の受験を伝え、音大の試験会場に向かいますが、受付で本人以外の入場が禁止されているため、門前払いを受けます。
- ルビーは一人で試験会場で歌うことになりますが、伴奏者がルビーが用意した楽曲を弾けないため、アカペラで歌うことになります。
小さなピンチが物語の魅力を高めます。 - そこでルビーがアカペラで歌おうとすると、遅れていたV先生が到着し、伴奏を弾くことになります。
しかし、今度は緊張でルビーの声がうまく出ません。
それに気付いたV先生は、伴奏を止めて「間違えた」と歌をやり直させます。
非常に繊細な演出です! - しかし、このような策ももはや通用しません。
次に全てをかけなければなりません。
そんな時、家族が2階の客席に忍び込んできました。
それに気付いたルビーは緊張が解け、手話を交えながら家族に思いを伝えるように歌います。
- まさにスーパークライマックスです。
ここでのポイントは、ルビーが一人で乗り越えたのではなく、家族全員で乗り越えたということです。
素晴らしい大団円で、感動そのものです。
その歌声に包まれる中、家族の様子が点描で描かれ、歌が終わると同時に、音大合格という喜びのシーンが描かれます。
⑧エピローグ
- 森の湖の前、一番高い所から飛び込むルビーとマイルズ。これからのことを語ります。
- そして、出発の時。自宅の前で感動の別れをし、物語が終わります。
いかがだったでしょうか。
僕の“世界でもっとも好きな作品”のひとつ「コーダ・あいのうた」を8つシークエンスに区切って、存分に語ってみました。
初めてやってみて、ものすごい大変だったので次やるか分かりませんが、継続は力だとは思っているので、頑張ります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。