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今回のゲストは『南雲キエさん』に紹介していただいた、パフォーマーの『TARO』さんです。一見パリピにも見えるTAROさんですが、内側にはどんな心意気が隠れているのでしょうか?彼にとってのエンターテインメントとは何か?また、彼が本気で取り組んでいる「モルック」についてもお話を伺っていきます。

中村太陽

中村太陽

初めまして、9-Statesの中村太陽です。
よろしくお願いします。

TARO

TARO

パフォーマーのTAROです。
よろしくお願いします。

中村太陽

中村太陽

この間、キエちゃんから写真をいただいたんですけど、第一印象は“パリピ”だなと思いました。

TARO

TARO

全然怖くないので大丈夫です(笑)。

中村太陽

中村太陽

それで、僕も一応、サングラスを掛けてきました。

TARO

TARO

似合ってますよ(笑)。

中村太陽

中村太陽

あと、パリピには、モンスターかなぁっと思って、用意しました。

TARO

TARO

ありがとうございます。
大好きです。

中村太陽

中村太陽

では、乾杯。

何故かモンスターの正面をカメラに向けたがらない中村太陽氏

中村太陽

中村太陽

前回、南雲キエちゃんから紹介していただきましたが、どのようなご関係ですか?

TARO

TARO

一応、芸能活動をお互い応援しあう仲というか、キエさんは女優さん兼、インフルエンサーとして活動をしていて、僕はパフォーマーとモルックっていうスポーツの選手も兼ねていて、それで知り合って、僕もキエさんの舞台を観に行きますし、キエさんも僕の活動をSNSで拡散してくれたりする仲ですね。

中村太陽

中村太陽

パフォーマーというのは、主に何を?

TARO

TARO

僕自身はダンスですね。

中村太陽

中村太陽

ダンサーはモテるだろうなぁ〜。

TARO

TARO

全然ですよ。
チャラそうに見えるかもしれないけど、根は真面目なので。

中村太陽

中村太陽

けど、モテる人の格好ですよ。
僕はそんな格好したことない。

TARO

TARO

こういう格好してそうですけどね。

中村太陽

中村太陽

いやぁ……僕も44ですからね。

TARO

TARO

見えないですね。

中村太陽

中村太陽

ありがとうございます。

TARO

中村太陽

中村太陽

僕、ダンスがあんまり得意ではないんですが、何が一番得意ですか?

TARO

TARO

ジャズダンスをやっているんですけど、今、GRAND GLANZという二人組のダンスボーカルユニットをやっていまして。

中村太陽

中村太陽

歌うんですか?

TARO

TARO

それが、もともと5人組だったんですけど、みんな抜けちゃって。
それで2人組になっちゃったんですけど、ダンサーと歌手が一人ずつだと、やっぱり見栄え的にも限界があって、それで2、3年前から踊りながら歌うようになりました。

中村太陽

中村太陽

ダンサーで凄いのは、どうやってあんな振り付けを覚えられるのかってことですよね。

TARO

TARO

いやでも、キエさんもそうですけど、演技している人たちもそうですよね。
よくあんなにセリフを覚えられるんだろうって思います。

中村太陽

中村太陽

それは僕も思います。

TARO

TARO

(笑)

中村太陽

中村太陽

役者さんって本当にすごいんですよ。
自分も適当にやってるつもりはないんですけど、勢いで芝居をつけちゃうことがあって。
僕が後で覚えてなくても、ちゃんと役者さんがやってくれるんですよね。
それに比べて、僕は自分がつけたことを直ぐ忘れちゃうぐらい物が覚えられない。

TARO

TARO

そういうオチなんですね(笑)。

中村太陽

中村太陽

何をつけて、何をつけたのか分からなくなるので、最終的には、みんな自由にやってますよね。

TARO

TARO

なるほど。

中村太陽

中村太陽

ダンサーさんって、やっぱり違う動きをしたら、振付師の方とかに怒られちゃうんですか?

TARO

TARO

基本的には、みんな動きを揃えるんですけど、逆に「ここは自由でいいよ」って言われる部分もあるんですよね。
僕も昔はちょっと尖ってた時期があって、揃えなきゃいけないところを、わざと揃えないとかして。
本当に迷惑な奴で(笑)。
その頃はよく怒られてましたけど、逆に、「それ目立つんじゃないか?」って思ってたんですよね。
でも、振り付けをした人はすごく敏感だから、「違うよ」ってすぐ指摘されて。
「すみませ〜ん」って謝りつつも、またやっちゃうみたいな。
でも、後になってそれがただの悪目立ちだって気づいて。

中村太陽

中村太陽

気づいちゃいました?

TARO

TARO

はい、そういうのは人に迷惑が掛かるので、やらなくなりました(笑)。

中村太陽

中村太陽

悪目立ちってよくないですけど、それに気づけたのは大きいと思いますよ。
普通の人って、そもそも悪目立ちしないように生きてるじゃないですか。
だから、実際に何が悪目立ちなのか、よく分からなかったりするんですよね。
でも実際に悪目立ちすると、かなりダメージを受けるんですよ。
その時に落ち込むことで、「ここだけは絶対外せない」っていうポイントが見えてくるので、結果的には良い経験になったんじゃないですか?

TARO

TARO

良い経験になりましたね。

中村太陽

中村太陽

役者さんにもいますよ。
お芝居にも「見得を切る」っていうのがあって、僕はあんまり好きじゃないんで見得を切らないんですけど、お客さんに基本、顔を見せるような立ち方をしないといけないんです。
それに対して、昔、「なんでわざわざ顔を見せないといけないんですか? 普通に立てばいいじゃないですか。
それって演劇のルールでしょ?」って言ってた若い子がいたんですけど、最終的にはその子、ウチよりも真面目な芝居をやるようになりました。

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