中村太陽

中村太陽

今までお芝居をやられている中で、最も窮地に立たされたことは?

吉田汐

吉田汐

あたし、実はね、すっごい考えたんだけど、あんまないんだよね。
ってか、面白くない。
舞台上で頭真っ白になったくらいだもん。

黒崎雅

黒崎雅

私は相手役が台本を3ページ吹っ飛ばした時だね。

吉田汐

吉田汐

それ窮地だね。

黒崎雅

黒崎雅

しかも、二人だけシーンなんだけど、他に二人、二人の合計3グループがあって。
で、全然違う場面の人たちだから、誰も助け舟が出せないの。
舞台上で野球のチームになっているやつ。

吉田汐

吉田汐

それ観た!

中村太陽

中村太陽

それは、結局どうなったんですか?

黒崎雅

黒崎雅

それが、その相手役の人が3ページ飛ばしたことを気づいていないですよ。
しかも、その3ページの中に、オチの伏線があったんです。
これを言わないと、この物語、絶対に落ちない!ってなった時、舞台上にいた相手役以外のキャスト全員、頭禿げるじゃないかって。
その時は、時間が永遠に感じました。

中村太陽

中村太陽

で? 結局どうなったの?

黒崎雅

黒崎雅

だから、みんなで凄い目でアイコンタクトを送ろうとするんだけど、設定上、空間が違うから見ちゃいけなくて、だから————

中村太陽

中村太陽

オチ言えやぁ!

黒崎雅

黒崎雅

(笑)

中村太陽

中村太陽

長えんだよ!

吉田汐

吉田汐

(笑)

中村太陽

中村太陽

さっきから言ってるでしょ! せっかく、「どうなったんですか?」って手助けしたのに、そこからまた詳しく話すから!

黒崎雅

黒崎雅

結局、その人が、なんとなく気づいたらしくて、また3ページ戻って、繰り返されて。

吉田汐

吉田汐

まあ、戻ったんなら……。

黒崎雅

黒崎雅

でもその時、他の人たちも「俺たち入った方がいいのかな?」みたいのがあって。あの時の舞台上の緊張感は凄かった。

中村太陽

中村太陽

やっぱり僕は、黒崎さん大好き。

黒崎雅

黒崎雅

え? 何?

中村太陽

中村太陽

もうこれは文字で伝わらないかもしれないけど、表現力が凄い。
言葉の圧が、今までの対談の中で一番強い。
ちなみに初めてウチに出て、4回連続で出演オファーする女優さんて他にいないんですよ。

黒崎雅

黒崎雅

あ、ありがとうございます……。

中村太陽

中村太陽

僕が大好きだからオファーしてるんですけど、やっぱり凄い。

吉田汐

吉田汐

華もあるしね。

中村太陽

中村太陽

根に持ってるね〜。(笑)

吉田汐

吉田汐

私、一生言うからね。
マジで。

黒崎雅

黒崎雅

華しかないのにねぇ。

吉田汐

吉田汐

そうだよ。
華しかないのにさぁ。

中村太陽

中村太陽

(苦笑)いやぁ、少しでも本音を言うと、こうなるんだなぁ。
お口にチャックしないとなぁ。

TOP