
■まえせつ
むか~し、むかし、
どこかの国で、
とある男が死刑囚になりました。
非道を尽くして、
誰かの尊厳を奪ったことで、
死刑が求刑されました。
しかし、弁護人は言いました。
「人としての尊厳は、死刑囚にもあるべきです」
立派な言葉です。
その主張が認められ、とある男は死刑を免れました。
ところが、です。
ある日、
その弁護人の家族が、
何者かに殺害されました。
犯人は、かつて弁護した——
“あの男”でした。
とある男の尊厳を守った弁護人は、
自分の家族の尊厳を奪われたのです。
なんとも皮肉な話です。
そして、再び裁判が始まりました。
弁護人は、
再び“とある男”の弁護をすることになりました。
さて、どうするのでしょう。
アナタは、とある男の尊厳を守ることに
賛成ですか?
反対ですか?
それでは本編です。